2004年 10月 30日

無気味な夜

ここのところ大変忙しくて、深夜まで作業をしている。
私の真夜中のおともは、NHKラジオの「ラジオ深夜便」。高齢者に絶大な人気を博す23時から朝5時まで6時間の大型深夜番組。
いつもは、日本各地ののんびりしたご当地報告やら、ためになる識者のトークやら、昔懐かし音楽やら、聴取者からのお便りやら、わりとほのぼのと静かな番組なのだが、




今年はやたらと臨時番組による中断が多い。
台風、災害、台風、地震、そして今夜のイラク人質問題。
ニュースを読むアナウンサーの硬い語り口。息つまるような緊張感。それを紛らそうとしているように時々挟まるイージーリスニングは、聴いた瞬間に忘れてしまいそうなくらいに無個性だ。
…もしかしたらこの瞬間、誰かの生命が消えているかもしれない。

いつもは穏やかに感じられるこの深夜の静寂が、どこまでも広がる荒野にひとり取り残されたみたいに心細い。
無気味に暗い夜の色。真空みたいな。
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by chiori66 | 2004-10-30 04:51 | つれづれ日々の泡


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