責任者をだせィ! on the web

kipple.exblog.jp
ブログトップ
2004年 04月 03日

4/3(その3) 「スピリチュアル・エクスペリエンス」

a0011442_222259.jpg宴も終わり三々五々帰宅の途についた後、残った親戚でとなりのお寺にお参りに。
お寺っていっても、煮しまり系の日本のお寺とは違って、金色でぴっかぴか。屋根にはいかにもクメール的なピョンとしたお飾りが。
   中に入ると、あらびっくり!細長いお堂の壁という壁、天井という天井に超極彩色の仏教画が。文盲の人のために仏陀の生涯を絵で表現しているのかな?これある意味ロマネスク教会に近いかも。正面祭壇には、これもまた金ぴかの仏さま&others(不信心ゆえ誰かわからず)約8体位がすっくと立ってこっちを見下ろしている。仏陀の奥さん?の女性像は彩色がしてあってなんだかハリボテっぽいんだけど、美術として洗練された日本の仏像よりずっと親しみ感じる。ちょっとダヴィのママに似てない?

  ひんやりした石の床に座って、お参り開始。キム家の長男である叔父さんが中央で祈祷。祈りの言葉をいいながら、祭壇と回りに座った一同に向かって小さな花をつかんで投げる。ぱっと広がる花の香り…ジャスミンだ!今度は祈りを捧げたバケツの水を、蓮のつぼみに浸してみんなの頭にぱっと振りかけ(ちびっ子たち大興奮!私もvery happy!)。
それが終わると、叔父さんは何かを唱えたあと低い声で笑い始めた。祭壇に向かったまま、堂々となにかをみんなに語りかけている様子。ダヴィが説明するには、家族の中で叔父さんとお母さんは、神というかspiritと交信できるらしい。先祖のことばを、体を通してみんなに語りかける。つまりはシャーマンなんだね。
彼女自身は理性的には信じていないけれど、現象/感覚的にはfamilyとはそういうものなんだと自然に理解していると言う。だって普段は踊れないおかあさんが、その時には古い踊りを踊れたりとても素敵な声で語ったりするのを見ているから。
へえぇと感心。信じようが信じまいが、この素朴なアジアの片隅で、明るい日差しと風が吹き抜けるこの場所で祖先が叔父さんの体を借りて家族に語るのを見ていると、日本のマスコミがセンセーショナルに取り上げる心霊現象とは全然違って、「そういうことも自然のうち」(もっといえば宇宙の一部)という気持ちになってしまう。こういうところから信心って生まれるのかも。ちょっと感極まるよ。

 叔父さんがぱっと元のシャイな叔父さんにもどると、今度はさっきのバケツを外に持っていってその水で顔を洗う。この水ですべてが清められる。頭にもびちゃびちゃと水をかぶってチビッコらまたしても大興奮。
それからのんびり歩いて栗の木の下で、みんなでだらだらお昼寝のひととき。デジカメで親戚一同の記念写真を撮ってあげて(ビッグスマイル!)、明日もうちに来いとお誘い受ける。お片づけのあと車でプノンペンに帰る。
けだるいけど爽やかな午後。
[PR]

by chiori66 | 2004-04-03 19:44 | カンボジア旅日記


<< 4/3(その2)「禁断のクメー...      これ、日本でもいけまっせ! >>