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2004年 04月 12日

4/12 旅の終わりに

いよいよ、カンボジアの日々も終わり。
今日はプロジェクトオフィスで書類の整理をして、そのまま空港へ。

こんなに毎日が過不足なく刺激的に濃かったことは最近ほんとに珍しい。
「今いる場所が俺の家」ってある人が言っていたけど、旅って結局「今・ここ」を絶えず試されること、自分の心臓の音とパスポートだけが信じられる日々。それは瞬間瞬間の連続で絶えずリスクと背中合わせで、でも「ああ生きている!」という実感と強い刺激。(ちょっとバイクと似てるかも)
そして、偶然に導かれて出会った9割の人たちとは、おそらくもう二度と会うことはないでしょう。だから共有する「今・ここ」をぎゅっと大事にしたい。

お気楽な旅暮らしから、これから地上に戻ってまた日常が始まります。「今・ここ」の生活には、スリルはあっても責任や約束はない。そこから戻って来たときに、以前は単調に見えた日々の生活もまた違った新しいものに見えるんじゃないか。そんなことを期待しつつ。
(そしてしばらく経つと、またむくむくと道祖神の招きにあいて冒険を求めて旅の虫がムズムズし始めるのです。中毒だね〜、やっぱり。)
 
 3年先か10年先かわからないけれど次に訪れることがあったとき、この国はがらりと様相をかえていることだろう。今よりずっと豊かになって、4人乗りのバイクはトヨタに変わり、マクドナルドができて、だれもが衛星テレビを欲しがって、街中が清潔でこの安宿もリゾート客でいっぱいになっているかもしれない。元ボクサーで今運転手のハックは英語をマスターしてスーツに身を包んだビジネスマンになっていることだろう。そしてお決まりのように、「あの頃の方がよかった、貧しかったけれどみんな目が輝いていて」と外国人たちはノスタルジーに耽りながらつぶやくに違いない。
いつの日かこのアジアの小国も「途上」がとれるほどに発展して、そして少しずつ普通になっていく(※普通=国際化)。でもそれは誰にも止められないし、まさしく我が祖国が歩んで来た道だから。
 だからこそ、やっぱりカンボジアの「今・ここ」をなるべく瞬きもしないで目に焼き付けておきたくて、アホも含めてとりあえずなんでもやってみた。さて未来はどうなることでしょう。
 2週間もいて、結局覚えたクメール語は「オ・コン」のひと言だけ。それは「ありがとう」という意味です。それだけでも結構やっていけるもんだ。ちょっと自信もつきました。

あとはタイ経由の飛行機が無事成田につくことを祈るだけ。もしももしももしも万が一なにかあった場合は、このHPもテレビに映っちゃったりして、みなさんのうちの誰かが知人としてコメントしちゃったりして。その時にはぜひテレビ朝日にお願いします。どうせならまだ一度も観ていない古館さんにニュース読んでもらいたいわ。(でもって「どうりで彼女、ずっとテンションが上がりっぱなしで嫌な予感がしてたんですよね」とか言ってね。)
なーんて自分で先に言って、厄払い。

今回はみなさんのご声援・ご愛読(愛してない?)に支えられました。遠くから見守っていただきありがとうございました。日々ネタになりそうなことがあると「あ、これ今日書こう」と、ほとんど取材モードでした。面白いなんていわれるとついつい調子にのって(ほら、私おだちやすいから)。
この後このサイトをどうするかは決まっていませんが、今後ともひとつよろしく。
それではみなさん、次は日本で!

はげたかかおる
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by chiori66 | 2004-04-12 17:40 | カンボジア旅日記


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