2005年 03月 05日

丸亀へ行く。

早朝に直島を出て、フェリーで高松へ。そこからJRに乗り換えて丸亀へ。
丸亀駅前の猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)へ。
昔ながらのおみやげやさんとか商店のある割合小さな駅前なんだけど、すぐ右手にどーんと。入る前からワクワクするようなファサードです。

猪熊弦一郎といえば三越のあの包装紙「華ひらく」で有名な画家(って言い方もどうよ?)。芸大でて戦前はパリに留学して戦後長らくニューヨークに住んでいて、イサム・ノグチが四国にアトリエを持ってたのも猪熊氏との交流の関係で云々。

美術館の設計はニューヨーク近代美術館の新館で話題の谷口吉生さん。東京近郊なら葛西臨海水族園とか作った人です。
この建築、もう端正で品が良くて、清々しい。空間のボリューム、光線、破綻なく美しいディテール、デザインのクラフトマンシップをひしひし感じます。
ここ2〜3日安藤さんの大味・マッチョな建築でおなかいっぱいの後には、心洗われるものがあるわ(お目めに星きらきら)。



猪熊氏の作品、生で初めてちゃんと見たけど、「おもろいおっちゃんやな〜」。
常設展示のほかに、ちょうど肖像画の遍歴みたいな展覧会をやっていた。学生時代はまぁ当時の普通に藤島武二に師事しただけあるアカデミックな感じの画風。それがパリに行きニューヨークに行きしながら、どんどん画風が変わっていく。
特に晩年になってからの作品、一枚の絵にマルチ画面的にいろいろと独特なモチーフが描かれている。かなりキテレツです。
これは一種の風景画なんだな…世界縮図地図というか(※勝手な解釈、再び)、と思って観るとまたたのし。
猫が好きだったらしく、猫好きの琴線に触れるユーモラスな作品も多い。
猫を頭にのっけた肖像画、題して『頭猫』が私のツボにはまっちゃいましたが…。

歳とともに自由になっていくこころ、というのは私の理想だけど、この方にはかなり自由を感じましたね。
子供化、遊び、赤塚不二夫、、、ということばがなぜかぽわわんと浮かぶ。
なぜ赤塚不二夫かというと…私にもわかりませんが(笑)。

ついでに建物を隅々見学。2階のカフェでお茶。すんごく気持ちよかとです。
この美術館、超おすすめです。ほんの1〜2時間で終わっちゃいますが、行く価値あり。高松に行く用事があればぜひ足のばして。

アートな旅(仮称)ももう終わり。
食べそびれたうどんを食すべく、高松駅前でとりあえず適当に入ったら、あーここは地モティの働くおじさんがセルフでカッ食らふタイプの店でした…(富士そばみたいな)。
ま、最低庶民レベルでもこれなら、最高級レベルはどうなっちゃうんだ?!みたいな楽しみはまた次回にとっておくことにして。

東京地方雪のため、飛行機ダイヤ大幅遅れ。東京に着いたら乗り換え時間ギリギリで、飛行機から直接カートみたいな車に乗っけられて滑走路横をぶっちぎり走行。
札幌に到着するなり、連れのマダムったら「回転寿し行きましょう!」ですって。
四国から帰って来たばかりなのに、やけにうまいんだ、北海道の魚ったら(笑)。

(完)
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by chiori66 | 2005-03-05 00:52 | パノラマ・ロードムービー


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