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2005年 11月 12日

若さはバカさ。

a0011442_0514648.jpg引っ越し準備で書類の整理を始めたら、忘れていたような昔の仕事のスケッチがいっぱい出てきて思わず見入ってしまう。

10年近く前、街路灯やらベンチやらのストリートファニチャーを猛烈に描いていた時期の。基本計画案ばかりで、実施になったのかどうかも不明のドナドナ物件の数々。とはいえ、
・・・うーむ、あの頃は結構まじめにやっていたんだなぁ(しみじみ)。
自分で言うのもなんだけど、これが意外と悪くない。どうしてこれを没にしちゃったんだろう??と首をひねるもの多数。






自分でも不思議なのだが、ほんの4、5年前までデザインはかなり苦痛な作業だった。
いや、「デザインが」ではなくて、正確には「それを外に向かって発すること」が。誰かに見せたり、ジャッジされたり、評価されたり。デザインそのものは楽しかったけれど、そこにまつわるコミュニケーション活動全般が苦しかった。拒絶されたらどうしよう、という恐怖感がいつもつきまとっていたから。

そのせいか自分内コードにより、外に出す前に自分で9割方ダメ出し・お蔵入りさせていた気がする。それに今見ると、圧倒的にプレゼンが(すべてにおいて)なってない。思いはたっぷりあるのに、人に伝える術とか、人に理解してもらおうって意思とか気迫が希薄。
原因を考えれば、つまりは自分のやっていることに全然自信がなかったからなのだ。

先日、ある場所でアンビシャスな若いデザイナーと出会って、その根拠なき自信とパワーに新鮮な驚異と脅威と、ある種清々しさを感じていたところ。若いのに立派、若さっていいなぁ!なんて。
そこに10年前の自分の引っ込み思案な姿と膨大な没案と要領の悪い愚行の数々を重ねてみると、
うわー、なんともったいないことしてたんだ、なんと時間の無駄使いばっかりしてたんだ!とちょっと悔やまれる。

でもね、そういうことを理解できるようになるまでにはやっぱりある年齢が必要だし、気づいた時が初めて"right time"なんだろうな。すべては経験値として蓄積されるわけだし。
結局人生無駄なんてないしね。

と、新展開を前に、初心とは何なのかを思い出して背筋の伸びる思い。

そして、没案をそのうちリベンジとして使っちゃおう、しめしめ…と考える自分に、
いやぁ私も大人になったなぁ、と呆れたりして…。
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by chiori66 | 2005-11-12 23:20 | つれづれ日々の泡


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