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責任者をだせィ! on the web

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2005年 12月 31日

年末禁止令

年末である。またか〜。
昔は年末好きだったのに、大人になってからは年末は憂鬱なのである。
だってやること多すぎるんだもん!
いや、単に多いの悪いんじゃなくて、そのやることの大半が焦りと罪悪感と自己嫌悪を助長するようなものばかりだから。




年末と言えば、

◆年賀状
◆大掃除
◆年末進行
◆支払い
◆ゴミの最終回収
ほか、

字面見るだけでも「ううう…」とうなだれてしまうでしょ?あるいは、「そんなことならもっと早くやっとけばよかった…」とため息まじりにつぶやく自分の姿が容易に想像つくものばかりでしょ?

残念ながら困難に直面して奮起するタイプじゃないので、普段よりも増してテンション低めになってしまう。
この世の中の「年内にやんなきゃ、やんなきゃ!」(わっしょい、わっしょい!)な切羽詰まり&せっつかれ濃度がピークに達する御用納め前後の頃になると、私の頭のメモリはもういっぱいに。
突然いつもの悪い癖、すなわち「強烈に幼稚な非社会性」がどこからともなくムクムクと。

『来年ったって要は来週じゃん!』(※昨年末のエントリ参照)、とか『暦なんて人間が勝手に作ったもんなのになんでそれに踊らされるんだ!』とか、
もっといっちゃうと、『道路なんて冷静に考えたら単なる土地なのに、どうして逆走したらだめなんだ!』とか『どうして人間はお金なんて発明しちゃったんだ!』『どうしてそれで不幸になっちゃうんだ!』とか、もう小学生だ。

私だって、節目節目の日本の伝統行事やけじめの緊張感って好きなんだけど…、

要は「どうして年末だっていうだけでみんなじたばたするんだ!」→「焦らせないでよ!」→「ああ絶対終わらない」→「年賀状書かなきゃダメだし」「それ以前に住所録ぐちゃぐちゃだし」「しめ縄買いに行かなきゃならないし」「ゴミの日もう終わっちゃうし」→「あうあうあう〜!」→(自爆)
という構図に陥りやすいのである。この際いっそ年末制度廃止!
本州の旧家の嫁なんか、絶対つとまらないわ、私。


それはそうとして、大掃除。
ギリギリまで仕事して、大晦日の夜に始めて元日の明け方までやって、途中で力尽きて中途半端にしっちゃかめっちゃかな部屋で目が覚める、という例年のパタンを抜け出したくていつもより早く始めてはみたものの、一向に片付かない(人並みには充分遅い)。

多分、捨てられる人と捨てられない人の違いって、根本的な世界観の違いだと思うんだよね。割り切り方とか、現世の捉え方とか、自分とモノとの関係性とか、未来に対する執着とか(もちろん過去もだけど)。

その中でも「もったいない」精神はある意味日本的美徳な訳だけど、大掃除界においてはどうやら筆頭禁忌項目のよう。
ものを持たないシンプルさのナチュラルビューティーの陰には、そもそも買わないっていう賢さのほかに、ガンガン捨てるっていう体育会系の作業が必須。
捨てられない派としては、エコロジー的にはゴミ出しちゃっていいのかしらん?という葛藤もいちいちあり(いや言い訳じゃなくて!)、それが大掃除の下手さと長時間化に拍車をかけている模様。
おスローおよびおロハス的には「もったいない」問題とゴミ捨て問題の両立はどういう解釈なのかなども考え出すと悩ましくてまた手が止まる。

ちなみに私は服をゴミの日に出せない性質だ。なんか残酷で。フリマに出すのによけて置くとか刻んでウェスにするとか、結局絶対量は減ってないんですよね。
やっぱりもったいない精神自体を捨てることから始めなければだめみたい…。
あと1日、がんばります。

by chiori66 | 2005-12-31 01:03 | つれづれ日々の泡


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