2006年 05月 18日

あなたの市場価値は?

先日、ふと出来心でネット上の「年収査定サービス」をやってみた。
転職などの人材紹介会社が広告をのっけているあれである。世の中に職業斡旋したりされたりする会社がこんなにたくさんあって、いったい商売になるものなのだろうかと首をかしげたくなるほど沢山ある。…ということはよっぽど商売になるのだろう。

自分の最終学歴や職歴やら現職を簡単に書いて、それをその会社が持っている何万という求人データの中から年齢やキャリアにあった年収を査定する、というしくみらしい。
個人情報がデータとしてストックされちゃうと考えるとかなりやだな…と思いつつ、好奇心に負けて。




しかしどれだけの精度があるのか疑問に感じ、
あいみつ取ってみることにした。(私も意地悪い)

一社目。診断用の性格判断みたいなyes/noテスト。こんなんでわかるの?っていうような質問(例えば、「プロジェクト全体のためにみんなを盛り上がるのが得意な方だ」はい・いいえ・どちらでもない、みたいな)をやって、最後に診断ボタンをクリックする。
なんか成分分析かなんとか占いみたいな感じだ。さて、

それによると!私の年収は520万ということになった。
マジ?いいなー520万!売上じゃなくて年収だよ?>フリーの皆さん(※この発言、情けないですか?笑)
こんなの見せられちゃうとふと転職したくなっちゃうんだろうなぁ、世の人は。(ああ、すでに術中)

「あなたは21世紀型ビジネスパーソンとして必要不可欠なコアスキルを平均以上に獲得できています。(国内ビジネスエリート級)」ですってよ、奥さん!きゃー、リップサービスだとしても嬉しいわ!


…この会社、かなり精度悪いんじゃない?次っ。


二社目。こっちの方はそんな妙な適正テストはなくて、現職やキャリアや資格などについての記述により診断。
「専門の審査官がレポートを作成して後日報告します」とのこと。なんかこっちの方が真面目っぽく精度高そうなムード。いいぞいいぞ。

しかし困ったのは、現職を選んでマークする選択肢。
金融とかITとか化学とか総務とか、細かく選択ボタンがあるんだけど、
「プロダクトデザイナー」とか「家具デザイン」とかってカテゴリ的に何になるんだ?
「デザイナー」という選択肢は、webとかITとかの中にちらっとあったり、大雑把に「クリエイティブ系」っていうのがあったりするんだけど、明らかに職業としての旬度が違うしなぁ。

困ったので、「建設」などとなぜか一緒のカテゴリー内「ファッション・インテリア」だったか、「製造業」>>「開発・研究」と同じカテゴリー内にあった「商品開発」だったか、どっちかにした。
しかも持っている資格は中学高校教員免許(美術・工芸)だ。ナンだ。

こういう時、デザイン業っていうのは社会的に認知されていない業種なんだな、としみじみ感じる。
ましかしこの会社は10万人以上の査定実績やら求人やらを誇っているわけだから、仮に全体の0.1%であっても100人だからね。何かかにかヒットするしくみになっているのでしょう。
というわけで、自由に書ける備考欄には一応デザイナーである旨を明記して送信してみた。
どんな返事が来るのかしら…。ちょっと楽しみ〜。

  *   *   *   *   *   *

…さて数日後の今日、返事のメール来ました。
怖いもの見たさとワクワク感を胸に、そっとメールを開けてみましたところ…



『誠に恐縮ですが、ご登録いただいたご経歴などに適合する弊社のデ
ータが不足し、充分な年収査定/合格診断の結果をご提供させていただくこと
ができませんでした。深くお詫び申し上げます。』


・・・・・

えー、ないのォ?!なにそれー。話が違う!私の聞きたかったのはそれじゃない。
ちぇっ、お詫びなんてしてくれなくたっていいよ、もう!
やっぱりプロダクトデザイナーは世の中に認知されていない職業なのか、転職界における需要の絶対数が限りなく存在しないのか、はたまた社会から全く求められていないのだろうか…
いや、すでに私の年齢が賞味期限外なのかも…


いずれにしても、私には転職先はないってことなのか。いやが応でももうこの道を行くしかないのか。


いいもーん、私だって、私だってちょっと転職を夢見るOLさんみたいな気分を人並みに味わってみたかっただけだもーん。わかっちゃったから、もういいんだもーん…。(ぐすん。ないものねだり)

寒々とした風が吹き抜けるのを感じながら、
ささ、図面描きのつづきつづき…。
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by chiori66 | 2006-05-18 22:32 | つれづれ日々の泡


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