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2006年 06月 16日

パクり禁止!

久しぶりに、家具の展示会に行く。
今回は特に新しいデザイン提供はなかったので、すっかりお気楽にお客様気分でぶらぶら歩いていたら、前方に以前デザインした棚が置いてあるのが見えた。

あ、展示替えして今はあそこに置いてあるんだ〜と近づいてみると、

それ、全然違うメーカーでした。

…ひょっとしてそれ、私のデザインのパクリですか?




よーく見ると、ご丁寧に角のアールや脚の着地方法まで酷似してるし。
他の商品も以前T社と一緒に開発したものと別の会社の製品と掛け合わせみたいな感じだし。
これ、私の自意識過剰だろうか。

こういうことは以前にもあって、その時はご丁寧にネット販売までしていた。それから別の時には業界誌に堂々と写真入りの広告まで出ていたこともあった。
思い返せば、一番初めに作ったハコモノ家具も製作した会社自体にパクられた(気がする)。
お恥ずかしい話だが、日本の家具の世界はモラルスタンダードが決して高い業界とは言えない。それは中国は言うに及ばず、有名なイタリアの展示会ミラノサローネだってパクリ合戦の嵐みたいな世界が展開している。(それを”トレンド”って呼ぶ訳ですが)
それに対して罪の意識なり問題意識を全く持っていないこと、それ自身が罪深い。

その問題に見かねて、「パクり禁止」を公言することにした。(いや、そんなの当たり前か)
人の真似っこするような企業とは仕事しない。されるのは論外としても、他社のパクりをする会社は一発レッドカードとする。
この件に関しては、面と向かってもガンガン言うことにした。…意味が通じているかどうかは別だけど。

それにパクられたものを目の当たりにしたときの妙な感じというものは、怒りというより脱力だ。
本来ならば、抗議の限りをつくし「訴えてやる!」と呪いの台詞を吐くべきところだろうが、
問題はそれが本当にパクリであるかどうかの確たる証拠がないということだ。
私の得意な「引き算系」デザインは、けっきょく最後はごくシンプルな構造体になってしまう。こんなの誰が考えたって同じになっちゃいますよ、と開き直られたらアウトだし。
メーカーの人間をとっちめてやろうかと思ったが、その場にとっちめる相手がいなかった。

『パクられるというのはある意味名誉なことだ』と言う人もいるし、実際どうやったってイタチごっこなんだから。相手にしてもしょうがない。
パクるならパクれ!こうなったら追いつけないくらいぶっちぎりで走り続けてやるぞよ。
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by chiori66 | 2006-06-16 02:39 | つれづれ日々の泡


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