2007年 05月 09日

こどもの日の奇跡

ゴールデンウィークは自宅の大掃除プロジェクトにどっぷりはまっていました。

家のリフォ−ムをきっかけに、無駄にスペースを占拠している不要品や、他界した父の大量の置き土産、20年近く放置されてきた青春のおもひでの数々などなど、一気に整理して処分しちまえ機運が高まっている我が家。とにかく物が多い家庭なのです。

埃よけの帽子に、軍手、帆前掛け、首に手ぬぐい…と、かなり不審なおっさんスタイルで車庫や納戸から開かずの段ボールを次々に開封していると、実にさまざまな発掘品と邂逅。
「ああ、たしかにこんなものあったよな…」というような、懐かしさとタイムスリップ感にめまいを感じつつ。

そんな中、ふと手をかけた裏口脇の物入れから「平成の大発掘」ともいえる発見が!




埃をかぶった怪しげなお茶箱。そこを開けると、なにやら小さな桐箱がぎっちりと。なんか記憶の彼方で見たことあるような…。
恐る恐るふたを開けてみると、おお、出てくるわ出てくるわ!鎧兜が次々と。
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父方の親戚筋の初の男孫だった兄が、溺愛されていた祖父に買ってもらったらしい大量の端午の節句グッズ、その数、実にお茶箱びっちり2箱分!兄が生まれた年と一緒だから、40数年前の代物である。
いままでに見た記憶があるのは1度か2度。「なんか怖かった…」という印象だけが残っている。それだって30年以上前。存在すら忘れてました。

開けてみると、小さな桐箱に入ったミニチュアの兜は40年前の代物とは思えないほどピッカピカ。少しだけ金属が錆びているものもあるけれど、ほとんどデッドストック状態で保存されていたものである。新品同様。ありえない…。ツタンカーメンの棺を開けたカーター氏の気分もかくありなん。

奇しくも、時は5月5日の子供の日。たまたまとはいえ、そんな日に発掘されるのも何かのメッセージかも…。
というわけで、虫干し兼ねて飾ってみることに。
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それにしても。おじいちゃん、これ多すぎやしませんか?というくらい、物量としてすごい。
明らかに現代住宅事情とはかけ離れた佇まい。ガラスケースに入った桃太郎と五月人形が2つ。鹿革の印伝を使った鎧(写真上)と秀吉の鎧兜セット&千なり瓢箪モチーフのミニチュアのぼりのセット、よくわかんないけどオプションの刀数本。

その他、兜なんて祖父が毎月ちょっとずつ買う通販(?)で買ったらしく、ちょっきり12個(いじましい。涙)。義経、楠木正成から徳川家康まで、武将の兜、勢揃い。(写真下)
なんかちょっと、スーパーカーとかフィギュアとかムシキングに通じる少年ゴコロくすぐるツボ。(なんだろうな、きっと)

いきなり室内、戦国ムードである。
風林火山ばんざーい!である。

40年は古いか新しいか、といえばなんとも微妙な時間だけど、まだ当時は手工芸的にはいい仕事してましたというのを感じさせる丁寧な作り。このまま保存されたら、かる〜く100年くらいもっちゃいそう。(むしろ今回発掘したせいで短命になっちゃうかな、禁忌のアークを開けてしまったぁ!みたいな感じで)

なにより感心してしまったのは、この日本のお茶箱や桐箱の気密性の高さ。あなどれなし。外は埃だらけとはいえ、中のブリキは顔が映るほど曇りなくピカピカ。
日本の技術、すばらしい!
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中に敷いてあった新聞紙の日付は昭和43年12月。まさしく我が家の引っ越し当時の梱包である。1969年の新聞には、安保・バリケードなんて文字が踊る。

問題は、少子化の世の中、これらのすばらしい発掘品がこれからどうなっちゃっていくのか、である。
第一、もう兄うちにいないしー。うちにも子供もいないしー。でもただしまっておくのももったいないしー。

一応私、この年になっても桃の節句にはお雛様を飾っているのだが、ぜーんぜん効果なし。
むしろこの信玄だか謙信だか正宗だかの兜がずらーっと並んでいる方が、なんらか強力でアグレッシブなご利益がありそうじゃない?
ならいっそ、来年からは端午の節句に一本化してはどうか。
嫁入り祈願はもういいから、信長・天下統一の野望、みたいな路線でいこうじゃないのよ。もー女捨てて下克上よ!

そうだ、そうだ、そうしよう!
いいなぁ、子供の日。来年が楽しみだわ(笑)。
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by chiori66 | 2007-05-09 00:44 | つれづれ日々の泡


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