2008年 04月 29日

室蘭の謎

仕事で、室蘭へ。

しばらく引きこもっていたため、久々の遠隔地たのし。

板金加工の工場を見学させてもらい、こまごまと打ち合わせ。
やっぱり実際にモノを作っている現場の方とのやり取りは面白い。しばらく机上で煮詰まっていた懸案事項に、快刀乱麻グッドな解決案を出していただき、デザイナー超ご機嫌(←私)。

で、そのご機嫌モードのまま、室蘭じもてぃのNさんとTさんのアテンドで、関係者一同でお昼を食べに行くこと。
そこで見たものは…





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「カレーラーメン」でしたー。

室蘭のお二人によると、かの地ではカレーラーメンは「別にフツーな」メニューであり、物心ついた子供の頃には既にあった、とのこと。
元祖発祥地である「大王」から分派して、今や約50軒ある室蘭のラーメン店の6割がカレーラーメンをメニューにのせているという。(室蘭カレーラーメン公式ホームページより)

噂には聞いたことがあったけど、せいぜい「昨今のスープカレーブームに便乗したキワモノ?」と勘違いしていた私は、噴火湾より深く反省したのでした。

ついでなので、例の、伝説の、「室蘭焼き鳥」についても訊いてみた。

ご存じない方のために解説すると、
北海道室蘭市では、焼き鳥といえば玉ねぎを挟んだ「豚串」のことなのである。
それに洋がらしをつけて食べる。
なんで?って訊かれても困るが、とにかく室蘭で焼き鳥を注文すると、自動的に豚が出てくるらしいのだ。

室蘭で、「本当の焼き鳥」…いや、「本当の鶏肉の焼き鳥」を注文する場合には、なんと言うのか?
という疑問を現地の方に投げかけてみたら、

「室蘭で鶏肉の焼き鳥、誰も頼まないから!」

という、まことに男らしい回答が。
さすが鉄の町!
(だけど出張で本州に行くと、「本物の焼き鳥」食べてみるらしい)


話は戻って、カレーラーメン。

出てきた。

ちゃんと福神漬がのっている。
チャーシューがのっているのに、ルーには豚肉が入っている。
カレーとして正しい…。

ちゃんともやしとメンマとネギがのっている。
ルーに肉が入っているのに、チャーシューがのっている。
ラーメンとして正しい…。

食べてみた。

うーむ、たしかに。
麺はちゃんとラーメンの麺の味。カレーはしっかり古典的カレーで辛い。
ルーが麺に絡んで、ズズズッと吸えない。吸うと汁がはねます。
この食感には、ラーメン通も戸惑うかも。
(だから、店では紙エプロンも購入可。)

結論。
これは、カレーであってカレーには非ず。ラーメンであってラーメンには非ず。
ゴジラとクジラが「ゴジラ」になっちゃったのと同様、
外来種が交配し、まさしく「カレーラーメン」としか形容できない別ジャンルになっちゃってます。

でもそれが、意外と違和感なく一生懸命食べてしまう美味しさ。
近所にあったら、結構リピート行っちゃいそう!

しかし、焼き鳥といいカレーラーメンといい、
なぜ室蘭ローカルだけに特異な食文化が形成されているのか?

それは追々、おつきあいの中で解明するとして、
午後の打ち合わせもつつがなく進行したのも、カレーの脳活性化効果と無関係とは、あながち言えますまい。
(それ、言えるのか、言えないのか、どっち?)
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by chiori66 | 2008-04-29 01:23 | つれづれ日々の泡


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