2008年 10月 20日

いつか物体になる日まで

猫、他界。
17才だから、長生きな方か。

真夜中に最期の瞬間を見届けて、翌朝、庭に埋める。
自分たちで堀った穴に自分たちで土をかぶせて、悲しいけれどどこか清々しいようなさっぱりとした心持ち。
小さな動物にとっては十分長過ぎる闘病をよくがんばった。

子猫の頃から、
この柔らかく温かく、よく動く愛くるしい生き物が、いつの日か動かない物体になってしまう瞬間が来ることを、想像してみてもリアルに思い描けない生命の不思議さをいつも感じていたのだけれど、
やっぱりその日も来ちゃうんだよねぇ。不思議なことに。
それをリアルに思い描けないからこそ、私たちは生きていけるんだと思うけど。

日々は淡々と続き、部屋には動物のかたちをした不在だけが残っていて、空間は少しだけ温度が低く、抑揚がない。

ああ、めんこきにゃんこよ、
楽しい時間をありがとう。
またどこかで会いましょう!
[PR]

by chiori66 | 2008-10-20 00:24 | つれづれ日々の泡


<< なぜだか      魔法の言葉 >>