カテゴリ:カンボジア旅日記( 29 )


2004年 04月 10日

4/8  墓参りの次は…

いよいよ講習も最終日!
昨夜はあまりに焦って教材のプリントを4枚も作ってしまった。就寝午前4時(あ、昨夜じゃなくて今朝か)。これじゃあ日本での生活と同じじゃん!と思って寝たらちゃんと7時前に目が覚めた。よかった。むしろ余裕があって、ホテルの屋上レストランで朝食まで食べられた。あー、やっぱりチープ感漂うなぁ、コーヒーはもちろんインスタントに生焼けトースト、でも川の眺望と生ぬるい風が心地よい。よし、やるぞ!
 事務所に着いたらソッコーで準備。今日はみんな揃ったので檄を飛ばし、作ったプリントで巻き返し。よしよし、いい感じ。やっぱり準備の周到さと教室の集中力は比例するね(ってちょっとティーチャー論)。始まってみると、昨日までと打って変わって、一同飛躍的に上達している。たった数日でずいぶん変わるもんだ。ちょっとお荷物感のあった一人なんて、すこーしやり方を示してあげただけで俄然やる気向上。感動。
結局リミットのお昼までに全員が何かしらの成果品を完成。やったー。みんなで記念撮影なんかしちゃって円満解散。ほっとした。のも束の間、あと1時間で大使館とJICA事務所に報告する資料を作成せねば。
と、ここで日本での日頃の自堕落な態度が功を奏す。切羽詰まった時の塀際マジックならまかせて。あと5分というところで、日本語フォントの入っていないコンピュータで邦文文書を出力するという荒技(技能点10.0!)の後、そのままお迎えの車に乗り込んで日本大使館へ。これじゃあ日本での生活と同じじゃん!
報告も無事完了。は〜終わった。

 今夜はキム・ダヴィ(※4/3 お墓参りの項参照)のお父さんの経営する印刷工場のニューイヤー・パーティに、事務所の日本人4人が招待されている。ちなみにカンボジアは来週がクメール暦の新年の休暇で、今日がいわば御用納め。街中ニューイヤームードでそわそわ賑やか。
というわけで駆けつけた印刷工場、びっくり。けっこう大きい。昔の小学校の校庭みたいな中庭に、まるでビヤガーデンのように円卓がたくさん出ていて人もぎっしり、ステージでは生バンドまで(女性歌手付き)!工場の従業員さんたちの慰安も兼ねた大パーティ。奥の方からは次々にカンボジア料理が運ばれている。ダヴィのパパ(大塚先生とそっくり)とご挨拶もそこそこに、テーブルに案内される。プロジェクト事務所の4人とJICAシニアボランティアの方々、カンボジアの教育局の方2名+ダヴィ。決算報告を終えた鈴木さんらも久々にリラックス。「伊藤さん、もう仕事終わったから何食べてもいいわよ!」ほいきた!ここのお料理、いままでの中で一番おいしいかも(食べ物の話ばっかりでスイマセン)。
突如、「ダンス・タ〜イム!!」という男性ボーカルのシャウトを機に、ふと見るとダンスフロア(中庭×土)の中央にダヴィパパ&ママ。隣に座っていた堅そ〜な教育局のおじさんからダンスのお誘い。「ほら伊藤さん、はやく踊って踊って!」よっしゃー、やったる!
このダンスというのがまた(笑)、もろクメールな感じで。
※皆さんお手を拝借:両手首を蛇型に曲げて胸のちょっと上あたりでくねくねさせてください。ちょっとテツアンドトモかちょっと前の女性アイドル歌手の振り付けみたいな感じで。女性なら手をぴーんと反らせて。そうそうその調子、それに足は4拍子。

何かに似てるな〜と思ったら、振り付けといい丸く円陣で一方通行なフォーメーションといい、これ日本の盆踊りでしょう!あっというまに円陣は老若男女50名近くに。くねくね、くねくね、あー楽しい。みょ〜にハマる!よくみたら一見踊りそうもないJICAの人までが円陣に。みんなにこにこ嬉しそう。カンボジアのテレビで見ていたあのミュージックビデオのムードってこれだったのね。
踊り疲れて(あじー)、ひと休み、今度はちょっとハード&スローめなギターイントロが始まるとダヴィを始め若者たちが嬉々として一斉にフロア(土)へ。「これ今流行ってるのよ、教えてもらっといた方がいいわよ!」との鈴木さんのお達しに(でも今後どこで活用?)、いやがる坂本さんを道連れにダヴィの弟の見よう見まねでステップを習得。これ難しいよ。坂本さん結構うまい!あ、鈴木さんまで…。
浮かれた感じで宴はたけなわ。汗でどろどろ。イラクでは大変なことになっているけど、ここは、この一瞬はなんて平和なことでしょう。この平和、一番価値を知っているのはきっと、今は穏やかに微笑んでいるこの国の大人たち。
夢のように宴はつづく。とりあえずかなうなら、人生は一滴まで楽しまなきゃね。

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by chiori66 | 2004-04-10 11:49 | カンボジア旅日記
2004年 04月 09日

4/7 え、もう最終日前日?

a0011442_115441.jpg今日は寝坊した。起きたら7時5分だった。しまった。
なんだか同じ毎日が続いている感じだったけど、明日で講座は最終日。しかも明日は早々に大使館やJICAに報告のアポが入っちゃっている。つまり本セミナーは賞味4.5日。キビシイ。予定していた内容から大幅に遅れている。成果品を提出しなければならないのに、このままではとってもお粗末な結果になりそう。でも初心者相手だから仕方ない。担当者の濱野さんと相談しつつ、カリキュラムを大幅変更。
普段Microsoft WordとかExcelしか使っていない人たちに、グラフィック系ソフトの考え方を伝えるのは思ったより難しい。それに今日は参加者も少ない。焦る。
やっぱり準備がかなりしっかりしていないとね。普段ほとんど使うことのないIllustratorのグラフ作成機能をぶっつけで指導することに。あーしんど。
 お昼はキム・ダヴィと一緒に近所の食堂へ。えーいままよ、とばかりに普通のカンボジアの人たちとご飯を食べました。かなり中華っぽい感じの炒め物2品とハーブの効いたトマト入りのスープ。わりと美味しい。ごちそうするよ、と言ったものの全部で3ドルでした。拍子抜けするほど安い。
 午後からの授業はなぜかついに生徒が2人+濱野さんだけになり、個人課題を出すことに。こっちもちょっと拍子抜け。英語のあまり通じないLynaちゃんにESP保存と画像配置、データの保存はこれこれこう、と教えるのも難儀。講義終了後に今度は濱野さんにレイアウトの指導。さて明日の作戦どうするか。
ホテルに帰って来たらもう眠くて何もする気が起きないし。
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by chiori66 | 2004-04-09 18:51 | カンボジア旅日記
2004年 04月 09日

4/7  夕食2ドル30セント

  今日もまたDTP講座。朝早く入ってお昼以外はほとんど室内、気づくと夕方という生活。かなり疲れる。今朝も気づいたら服を着たまま寝てた。
今朝は今までいたサンウェイホテルをチェックアウトするので、せっかくだから一度くらいはホテルの朝食を食べてみようと思ってカフェへ。あまりに毎朝必死で出勤するのとホテルのベーカリーで買えるパンがとても美味しいので、いままで食べるチャンスがなかった。カンボジア風きしめん食べる。おいし〜。日本人好みだわ、これは。ここの朝食は12.5ドル。ものすごく高いよ、この国では。(家族5人が家賃払ってひと月生活するのに必要なお金は約200ドルらしいから)
 あぁ、でもまたハックが迎えに来ちゃった。仕方ない、出勤するか。 
   今日もまた部屋にこもって授業。今日はPhotoshop。これは教えるのだって難しい。私だってちゃんと理解してないんだから(って白状してもいいですか)。解像度という概念を教えるのに一苦労。結構理詰めで質問されてしまう。スロスがと〜ってもうまく説明してくれてみんななっとく。クメール語だから何言ってるのかわかんないけど。
お昼休みには、今回のプロジェクトの担当者である濱野さんのおうちでお昼をいただく。長期滞在者なので普通のおうち風の集合住宅。メコン川の支流のほとりで共同の中庭に素敵なプールがあっていい感じ。濱野さんも猫好き。(カンボジアの人々はお昼休みが12時から2時まであり、ほとんどが家に帰ってご飯を食べる。ついでにお昼寝とか。 
  今日はいよいよ別のホテルにお引っ越し。
今度の場所はメコン川の支流のリバーサイド。「ふつうのカンボジア人の憩いの場だから普通の人が見られますよ」との濱野さんのお言葉通り、もう暗いのにすごい人混み。昼間は暑いので夕方になるとみんな(特に若者)川っぷちでだらだらするみたい。観光客相手の店も並んでいて、活気はある。サンウェイのまわりの200倍はにぎやか。今度のホテルは昨日までのサンウェイとはウンデーの差。その名も「スターロイヤルホテル」ゴージャスでしょ。インターネットによると★(星一つ)でした。鈴木さんによれば「ノミはいなさそうだったよ」とのこと。…ノミ(笑)。
   2002年に開業とガイドブックに書いてあったのでまぁいっかと思ったけど、やられた。開業は2002年かもしれないけど、築は1992年ひょっとしたら82年?
万事かなりなおマヌケ感ただよっている。
   まずいきなりエレベータが故障中。ドアボーイがスーツケースを担いで運んでくれる(4階)。キーは当然ガッチャン式。部屋に入ると部屋の内側も鍵でかける。一応キーホルダーを壁のスイッチに挿入しないと電気がつかない方式を採用しているのは今っぽいが、電気をつけようとすると鍵がかけられず、鍵をかけようとすると電気がつかない。しょうがないので暗闇で手探りで鍵穴を探す。窓の外は川沿いのメインストリート、故にバイクと騒音が激しい。お祭りの日の中島公園付近みたいな。ベッドサイドに電話機はあるにはあるが、外に電話をかけるにはオペレーターに頼む超アナログ式。ふぅ。でも部屋はなかなか広々としていてとりあえずOK。バスタブも大きいし。昨日までのホテルが「フランス植民地時代の現地人との道ならぬ恋物語」が書けそうだとしたら、こっちは「馳星周のハードボイルド」って感じでしょう(読んだことないけど)。

   とりあえずおなかがすいたので、ついに禁断の(?)外出&外食決行!とはいってもホテルの3軒先の半分屋外な食堂へ。外人も食べてるから大丈夫でしょう。火の通っている「エビ入り焼きそば」を注文。ついでにカンボジア製「アンコールビール」も。ま、こんなもんでしょな合格点。しめて2ドル30セント。安い!(サンウェイホテルなんてちょっと食べたら10ドル以上だったのに。)当然こっちが庶民の生活でしょうね。
 客待ちモトバイ運転手やひっきりなしに続くバイクの群れ&人々の姿を観察してからホテルに戻ると、このホテルの部屋さえも高級ホテルに感じるのであった。シーツは清潔だし、なかなかグッドです(住めば都)。
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by chiori66 | 2004-04-09 02:03 | カンボジア旅日記
2004年 04月 09日

4/6 特記事項、なし

 今朝は早めに事務所にいって準備をしようと思い6時に起きた。ら、6時半頃に運転手のハックから電話あり「今から迎えにいってもいいか」だって、7:15に来てって頼んでたのに。結局7時には職場に。すごい!誰もいない。一番乗り!!(感涙)
今日もまたIllustratorの指導。一人減って5人+ドライバー・ハック(ハックはかなり勉強熱心なのだ)。ほぼ全員20代。進度にむらがあるにせよ、飲み込みの早い子は早い。ちょっと説明するだけでかなり素早く理解して応用する。やっぱり若い子はちがうわね(おばさん発言)。それにアシスタントをしてくれている前述のスロスが本当に賢い男の子で、私が説明しづらくて困っているところまで、クメール語で補足説明してくれる。小柄で素直で目がくりくりしていて「トビオ」(from 手塚漫画)って感じです。
   お昼に事務所の鈴木さんらとインド料理屋へ。これはびっくり。東京でもないような素敵なお店。当然外人ばっかり。「伊藤さんみたいな性格なら、もっと安くて庶民的なホテルもエンジョイできるわよ」というわけで帰り道に数軒のホテルの前を通ってくれた。「ニューヨーク」「ゴルディアナ」「ゴールデンゲート」「スターロイヤル」…名前はすごい。そのあたりのホテルは中華系が多いのか、入り口付近が赤や金をあしらって「○○大飯店」みたいなところが多い。不思議。
午後の授業もあっという間。あー超疲労困憊。ホテルに戻ったら何もする気が起きない。歩くのも面倒なのでルームサービスをとってしまった。ビーフバーガー$7。来てみたら食欲なくすほどの大皿。アメリカ人仕様なんでしょう。カンボジアでビーフバーガー。たまにはいいか(ちょっと贅沢)。授業が始まって以来、かなり単調な毎日。
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by chiori66 | 2004-04-09 01:59 | カンボジア旅日記
2004年 04月 08日

テレビに夢中

単調ホテルライフでも面白いのがテレビ。衛生かなんかでアジア各国の放送を網羅している。カンボジア放送はももちろん、中国・香港・タイ・シンガポール・インド・韓国などなど、日本ではなかなか見られない放送がいっぱい。各国のお国柄がでていて楽しい。そのなかでも私のお気に入りはインド。昨日はインド版の火曜サスペンス見ちゃった(でも内容わからず)。服がサリーで文化がveryインドなだけで、カラフルだし音楽も楽しいしお金かかってるし、シャレの具合も映像のクオリティの高さも日本のテレビよりイケてるかも。 
 タイ放送もなかなか捨てがたい。タイとインドはコマーシャルが本当に面白い。日本同様かなり外国企業が入っている上(例えばネスレとかニベアとか)、お金もかかってるしオチがちゃんとあって笑える。「世界のコマーシャル・フェス」(だっけ?)でも使えそうなのがいっぱい。(タイやインドの電通社員みたいな人たちがしてやったりって感じでつくってるんだろうねー )
 似たような文字だからタイとカンボジアの見分けがつきづらいんだけど、色がきれいでお金がかかっててスタジオで撮ってていかにもセンスがいい(国際標準)なのがタイ、画像がきたなくて音声レベル(音量)がすご〜く低くほとんど屋外ロケなのがカンボジア、という風に見分けがつくようになった。ちなみに今日はカンボジアのトレンディドラマを見た後、現地版MTVみたいなチャンネル(というよりカラオケっぽい画像が延々流れている)を見ている。若向けポップス以外はやたらみんなが踊ってる村祭りみたいなのが多いというのも、カンボジアが基本的には農村文化だっていうのを物語ってるのかもね。


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by chiori66 | 2004-04-08 14:17 | カンボジア旅日記
2004年 04月 06日

4/5 今日はまじめに。

到着してまだ5日しか経っていないのに、もうひと月もいるような気分。
最初っから興奮しすぎたかもね。今日はちょっとダル。気温は涼しいんだけど。

今日から本当のお仕事開始。カンボジア人受講生を相手にDTP講座。とはいっても予定がどんどん削られて最終的にはたった5日間だから、どこまでできるかはなはだ不安。新技術導入にJICAの方々も期待大でこれまた不安(責任重大)。
受講生は全6名。みんな若い。とりあえず今日はAdobe Illustratorを基本のキから。ということで、新規書類を開くところから手取り足取り。問題はソフトが英語バージョンゆえ(それも4日前に初めて手にした)知ってるはずの用語もピンとこないこと。「線種」は「Stroke」っていうのか、ためになるなぁ。ふだん無意識にやっている動作とか作業の意味をひとつひとつ分解して考えることなんてないので、受講生に説明するときは結構工夫とアドリブを要する。○を一つ描けただけでも新鮮に驚く姿に、最初にマックを手にしたときのわくわく感を思い出す。いいなぁ。思えば遠くへ来たもんだわね。
ベジェ曲線(び〜っとアンカーポイントを引っ張るやつ)に至るに、受講生ら超悪戦苦闘。これは今回の本筋と関係ないかもしれないから、明日以降は省略しよう。
それにしても私、教えるのうまいなぁ。感心。←自分で言うな!

今日は終日まじめに仕事をしたので(ちゃんと7時半に出勤!やればできる)、なんだか疲れてしまった。このホテルも立派すぎて退屈だから(ホテルに軟禁状態)近日中に下町に引っ越しを計画中。どうもここは超高級みたい…$60だけど。どうりで。
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by chiori66 | 2004-04-06 00:55 | カンボジア旅日記
2004年 04月 06日

アシゲー?

ホテル近所の公園で、不思議なスポーツに興ずる人々発見!
日本の烏帽子かぶった人がやる「蹴鞠(けまり)」にそっくり。蹴鞠よりすごいかも!だって蹴るとき、後ろ蹴りで返すんですよ?めちゃめちゃ巧み。
じーっと見ていると、これがかなり面白い。蹴るたびガチャガチャと音がするのでこっちに飛んできたので拾ってみると、プラスチック製のシャトルでした。きっともともとは竹+鳥の羽根かなにかで出来ているんでしょうね。余談ですがシャトルを手渡した人、かなりイケメンでした(※写真は別人。念のため)
カンボジアってサッカーはどうだったっけ…?これ見る限り、カンボジアサッカー界の未来は明るいです。

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by chiori66 | 2004-04-06 00:54 | カンボジア旅日記
2004年 04月 06日

4/4 これぞ、まさしく

「今日は目が覚めるまで寝ていよう」と思っていたのに、結局8時に目が覚めてしまった。明日から始まるセミナーの授業に備えて、今日は引きこもってだらだらしつつ教材の準備をと思っていたのだが、ベッドメイクも入るからとりあえずホテルを出てちょっと周辺を探検することに。
 暑い〜。ホテルのすぐ横のワット・プノンという古いお寺&公園をお散歩。ホテルは完璧に欧米人向けの高級ホテルだし、事務所は官庁街のはずれの上お迎え付き。やっと初めて生なカンボジアの空気に触れた感じ。頭に果物をのっけて運ぶ物売りのおばさん、謎の蹴鞠風スポーツに興ずる人々(別欄参照)、物乞い、一般人、おのぼりさん、カップル、客待ちモトバイタクシー運転手、外人…。お寺をお参りして、そのままぶらぶら歩きながら、プノンペン最大の市場「セントラル・マーケット」へ。

 近づくにつけて地元濃度が高くなっていくのがわかる。道はバイクと車と行き交う人々で気を抜いて歩けない。旅行ガイドで写真と案内図は見ていたものの、いったいどこが入り口がさっぱりわからない。ようやく人をかき分けて、通路らしきものに足を踏み入れてみると…

おしっこと汗と食べ物と米の炊ける蒸気と体温と、ありとあらゆるものの混じり合った強烈な匂いと熱気。月並みな言い方だけど、まさしく「アジアの混沌」。アメ横+しょんべん横町+ブレードランナー+007(アジアロケ)÷海の家のトイレ×100って感じでしょうか。なんちゅーかメチャクチャ!見たことないほど刺激的!(※含・刺激臭)
照明のない薄暗い迷路のような通路という通路に、いるわいるわあるわあるわ、食料品・雑貨・電気屋・衣料品・仕立て屋etc.お昼時のせいか、みんな通路で汁物やら炒め物やらをすすっている。昼寝もしている。子育てもしている。まさしく生活そのもの。(これでみんな商売になってるのかね??)
むせるように蒸し暑い通路をうろうろと彷徨っているうちに、もわ〜んと空気と自分の体温が混じり合っていくような錯覚に。ここは一体なに?この人たち誰?
 とりあえず勢いでカンボジア風なカバン×2を$5に値切って購入。でもまだ微妙にボラれてる気がする(この値段で文句いうか?普通)。
 かなりゲテ食いOKな私だけど、ここで何か食べようという勇気あるチャレンジャーがいれば3000点!このマーケット全体が醸し出す「食えるもんなら食ってみろ!」という挑発に、後先かまわず思わず乗ってしまった地球の歩き方的お調子もんが成田で隔離されちゃうんだろうねぇ。(なんでもかんでも「郷に入りては郷に従え」というわけではないと理解する謙虚さも知性のうち。)
 またしても月並み表現だけど、カンボジア庶民の底知れぬパワーを垣間みた気がいたしました。
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by chiori66 | 2004-04-06 00:45 | カンボジア旅日記
2004年 04月 06日

4/4 おまけ

 夕方事務所に物を取りにいったついでに、そのまま事務所のボス・鈴木さんと新任の坂本さんと一緒に食事に。行った場所はなんと北朝鮮直営レストラン「平壌」!中はわりと広めだけど、わりとガランとした食堂風。ウェイトレス嬢たちはくるぶし丈のピンクのチマチョゴリ風ふわふわドレス。しばらくすると、ショータイムの始まり始まり〜。さっきのウェイトレスさんがカラオケでコリアンソングを熱唱…うまい〜!うますぎる!!マライア・キャリーもびっくりの超絶オクターブ唱法に店内金縛り(さすが公務員)。次に4人が登場、造花のバラ一輪を手に歌に合わせて踊りを披露。こちらは往年のNHKレッツゴーヤング・スクールメイツ調でちょっと胸キュン。その後も朝鮮琴の演奏(これも思わず唸るうまさ)、タイタニックのテーマ歌唱…と続く。それにつられた日本人旅行者のおっさんグループは、次々とコリアン美人とのカラオケデュエットで鼻の下を伸ばしていくのであった。(あーやだやだ)
「ここはこの町で最も刺激的な場所よ(たいした娯楽がないから)」とは鈴木さんの談。そうしてプノンペンの夜は更けてゆく…。
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by chiori66 | 2004-04-06 00:44 | カンボジア旅日記
2004年 04月 03日

4/3(その1)「一人うるるん滞在記(クルーなし)」

いきなりですが、行ってきました。墓参り。
昨日の宴会で隣に座った女の子、キム・ダヴィの親切なお誘いで、クメール(カンボジア)のお正月の行事である一族のお墓参りに参加させてもらうことに(今月がお正月月間)。日本でいうお盆ですな。
朝7時、といわれたけどお願いして7時半にお迎え。あ〜早いな〜。また必死。
ダヴィの妹・弟さんと車でプノンペン郊外の墓地へ。がすでに市街地で大渋滞。モトバイ(オートバイ)に、乗ってる乗ってる、じいちゃんばあちゃん、カップル、犬、赤ちゃん、野菜、果物その他大勢。みんなお墓参りに行くらしい。屋台もいっぱいでちょっと夏休みの海水浴場付近みたい。
渋滞を抜けると、今度は赤茶けたダートの田舎道をがたごと揺られながら走ること15分、金ぴかのお寺が見えてきた。キム家先祖の墓に到着。日本風の霊園を想像していたら、ふつうの赤土の平原(一応お寺の裏庭)に盛土した小山が一つ。その周りに小型パゴダが3〜4棟。お墓というより…古墳?
到着するや、キム家の親戚一同に微笑みで歓迎される。これ全員親戚?!全部で30人以上はいるよ??車中で即席で覚えたクメール語でご挨拶(キョニチワ!的な)。さっそく短冊状のカラフルな紙を渡され、親戚一同とともに墳墓にそれを飾る。正面に回ってみると立派な墓碑とお供え物が。キム家はおじいちゃんの代に広東省のコミュニストから逃げてカンボジアに渡ってきた中華系。お供え物も豚の丸焼きやお香などきわめて中国的。

 お墓のすぐ横にある大きな栗の木の下で法要が始まる。オレンジ色の袈裟を着た若いお坊さんが3人で読経(やる気な〜い感じで)。
驚いた。日本のお経と音階が一緒。サンスクリットか漢文音読かの違いだけで、ほとんどうちの法事と変わらないかも。「東南アジアは小乗仏教・仏教は東南アジア→中国経由で日本に伝播」遠い昔に社会科で習ったことがやっとリアルに目の前に。(難破しながらお経持ってきた鑑真さんは偉いよ。今ならさしずめ添付ファイルで。)

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by chiori66 | 2004-04-03 19:47 | カンボジア旅日記