カテゴリ:今日の1枚( 18 )


2005年 01月 31日

ナンシー♥ラブ

a0011442_1923095.jpgさっきamazonに注文しといた本が届いたので、嬉しくてとりあえず諸君に見せびらかして賜わす。
私の「こころの兄貴」ナンシー関の傑作選「ナンシー関大全」である。ひかえおろ、皆の者!

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by chiori66 | 2005-01-31 20:03 | 今日の1枚
2004年 12月 16日

ダサいぜ、青春!〜映画「ゴースト・ワールド」

a0011442_0462281.jpg「ゴースト・ワールド」をビデオで観た。
全米ティーンエイジャーのバイブル、完全映画化!だそうである。

…なんかこれ、私のことか??てな気がして来ちゃった。
特によりダサい方の主人公・イーニドは、ルックスも含め、かなり高校時代の私とかぶってるわ。ま、あたしゃ、こんなにはじけた言動はできなかったけどね。

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by chiori66 | 2004-12-16 00:48 | 今日の1枚
2004年 10月 23日

座右の銘(その2)

a0011442_2112469.jpgいいねぇ!
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by chiori66 | 2004-10-23 21:13 | 今日の1枚
2004年 07月 16日

映画「真珠の耳飾りの少女」

a0011442_141056.jpg観てきました。
オランダの画家フェルメールを題材とした小説の映画化。フェルメールがモデルというだけで私の中では観る前からすでに★★☆以上確定!
なんたって特筆すべきは、画面の美しさ。素晴らしい仕事です。
聞けばプロダクション・デザイン(美術)のベン・ヴァン・オズはピーター・グリナウェイ作品や私の好きな「オルランド」の美術担当してた人らしい。(こういう映画を観ると「10代の頃にプロダクション・デザイナーって仕事の存在を知ってたら絶対やりたかった!」って思っちゃう。だれかやらせて!)
画面の中の「光」が完璧に計算され尽くされて再現されています。フェルメールのアトリエのあの有名な左側からの光はもちろんのこと、シーンごとに光と色調が違っていてうっとりするほど。酒場(市場だったかな?)ではブリューゲル風の光、暗闇ではカラバッジオ(この人も映画化されてるby故デレク・ジャーマン)かラ・トュール(ろうそくの炎の描写で有名な画家)を連想させるような光と闇のコントラスト、ほかにも名前はわかんないけどこんな絵見たことあるある!な画面が続々。出てくる食べ物やら食器やら盛りつけやらも17世紀のオランダ静物画さながらのバロッキーなシズル感。西洋美術好きの人ならおたくゴコロをくすぐられること間違いなしに必見です。

役者も達者なのよね〜。特に主人公の少女役・北ヨーロッパ顔なスカーレット・ヨハンソンの表情だけの演技、これでまだ19歳とは恐れ入りました。奥さんもその母親も迫真の演技、イギリスの俳優さんたちは大したもんです。映画的には画家と少女のまわりに沸き立つ静謐なエロチシズムがたまらん!(ああ、なんだか雑誌の映画評みたいな表現だこと!)てな訳ですが、個人的にはもうちょっと中盤の心理描写がこってりプラス10分くらいあっても良かったと思うけど。意外とさらっとした印象(100分だから?)。でも監督のピーター・ウェーバーはTV出身でこれが映画デビュー作だっていうからまぁこんな感じか。いずれにしても目の保養にはもってこいでございます。観るならぜひ映画館で!

http://www.gaga.ne.jp/pearl/
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by chiori66 | 2004-07-16 01:18 | 今日の1枚
2004年 07月 03日

「不吉な恋人たち」〜童謡・月の砂漠

ここのところ、毎日「月の砂漠」である。朝っぱらから、夜寝るまで。
去年から突然ピアノを始めたパラサイト先のマダム(つまり母ですけど)が、明日ピアノの発表会なのだ。その課題曲が「月の砂漠」で、朝な夕なに日々特訓している。ゆえに、ここのところ目覚め曲は「月の砂漠」なのである。朝なのに!
この曲はなんたって暗い。暗すぎる。しかしこの世代(昭和10年代前半生まれ)は、なぜだかこの曲が大好きみたいだ。今流行りの「大人のピアノ教室」的なテキストにも、控えめながらしっかりと収録されている。
この曲は終戦直後、当時の超人気天才少女歌手「かわだまさこ・たかこ姉妹」が歌い大ヒット、ラジオ放送で毎日聞いていた全国のよいこたちの心をそのエキゾチックな旋律でわしづかみに。(と、ラジオ深夜便で言ってました。)
うちのマダムも若い頃、幼い私の枕元で歌って下さったものだが、はっきり言ってかなり怖かった。歌い方が、とかではなくて、本質的にこの曲全体このメロディーが持っている暗さというか不吉さというか寒々とした風景感というか…。

歌詞をよくみてみよう。
まず、いきなり「月の砂漠をはるばると〜」である。このワンフレーズだけで、浮かぶ風景はかなり孤独だ。もちろん月面の砂漠ではない。そこを行く2頭のラクダ。乗っているのは、金の鞍と銀の鞍にまたがった王子様とお姫様。二人はおそろいの白い服を着ている。月がこうこうと輝く訳だからきっと夜であろう。夜の砂漠をたった二人で。金銀つけて。しかも丸腰、かなり危険!(今ならテロリストが即誘拐)

今では1番かせいぜい2番くらいしか歌われないこの曲は、実は4番まである(って知ってました?)。以下同文的な静々とした情景描写が2番、3番と続く。ま、それは童謡的・絵本的でいいんだけど。しかし問題は4番である。

「広い砂漠を ひとすじに
 二人はどこへ 行くのでしょう
 おぼろにけぶる 月の夜を
 対のらくだは とぼとぼと

 砂丘をこえて ゆきました
 だまってこえて ゆきました」

…本当にこの二人、どこへ行くのか。恋人同士の二人旅につきものであるはずのウキウキ感が全く感じられない。それどころか、ひと気のない月の砂漠をとぼとぼと静かに行く恋人たち。その行き先に連想されるのは…『死』。
でしょう、やっぱり。どういう事情か知りませんが、この人たちこれから心中でもするつもりなんでしょーか。砂漠の真ん中でばったり出会っても、人目を忍ぶようななんかちょっと訊けない切羽詰まった感のある二人。
これならこの曲調なのも納得っていえば納得。当時の時代の退廃ムードって言うのもあったんでしょうけどね(でもよいこたち、この情景をどう思ってたのかしら)。それにこの砂漠、どう考えてもアラブじゃなくて和風の湿り気がある気がする。そもそも砂漠がおぼろにけぶるか?
とりあえずマダムには、ピアノの発表会が終わったら、もうちょっと朝向きの曲をお願いしたいと思っています。たのみます。

(大正12年・作詞:加藤まさを/作曲:佐々木すぐる)
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by chiori66 | 2004-07-03 23:01 | 今日の1枚
2004年 05月 21日

「青春はすべてが人生の実験である」

a0011442_1427.jpg仕事場のトイレにある日めくり。これ、私の人生の師。
近所の個人商店コンビニから毎年もらう。
基本的に毎年同じ格言のローテーションなんだけど、そのミックス具合がいつも微妙に違う。去年はやたら哲学的だった。おととしは夢がないほど実用的だった。今年はなかなかバランスよい。
なんとなく「青春」と「すべて」と「人生の実験」をシャッフルできそうな気がするんだけど?
「人生の実験はすべてが青春である」
「青春は人生の実験がすべてである」??
トイレに入るたび人生について考えてしまうのです。
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by chiori66 | 2004-05-21 01:05 | 今日の1枚
2004年 05月 10日

「甘ずっぱく、ちょっと胸キュン青春プレイバック・私小説風」      The Doors/The Doors

a0011442_2918.jpg   またしても長距離出張ドライブ。本日はこれ、ツボにはまった。突然ですけど思い出モード入ります!

*  *  *  *  *  *

 上京して代々木で予備校生をしていた頃。満員電車に揺られながらウォークマンで毎日むさぼるように聴いていたのがドアーズ。
初めて経験する梅雨時のどんより湿った空気、先の見えない不安、根拠のない自信と自信のなさ。その時の憂鬱な気持ちにかなりフィットしていた。 
 ある朝、まだひと気のない通学路をおみやげで貰ったドアーズのバッジをつけていい気になって歩いている私の脇を、やはりドアーズのロゴの入ったバッグ(多分手づくり)を背負ってさっさと追い抜いていく少年がいた。
 同じ予備校に通う一つ上のあの人。反抗的なポーズとは裏腹に、目の中にいたずらっぽい陽気さが躍るやんちゃなパンク少年。私が曇天と日陰の中を右往左往している時に、太陽の光を浴びてのびのびとしているように見えた。当然、まぶしい。
 
問題は、この屈託のない少年が、実にきりりとした美少年だったということだ。私が憧れるのは、彼自身?それともその美しさゆえ?私ってミーハーなだけなの?(今となっちゃどーだっていいようなことだが、その時は結構まじめに考えちゃったりするのである。)なんだか近づき難かった。

 その彼もドアーズが好きなのである。これはゆゆしき、いや感動的な大発見だ。いっぺん話をしてみたい。できることならおともだちになりたい!向こうも私を知らない訳でもないみたいだし…。

 しかしオクテ少女の悲しさよ、たまに目があってもどうしていいのやらわからなくなって、ついついプイとふくれっ面で横を向いてしまうのである。そういうことが何度か続くうちに、エレベーターに乗りあわせても不機嫌な無表情で無視されるようになってしまった(あるいは、はなから眼中になど入っていないのだ)。
そうこうしているうちに長く短い浪人生活にもピリオドを打ち、私はめでたく女子大へ。

 その年の秋のこと。友人の大学祭に誘われてたまたまふらりと立ち寄ったとある模擬店、なんと店番をさせられていたのは他ならぬかの君であった。念願かなって初めて口を聞くことになった。
驚いたことに、その日の彼はそれまでの不機嫌さからは信じられないくらい優しかったのである!
会話はたかだか「はいどうぞ」「ありがとう」みたいなものだったのだが、まるで空を飛べたダンボのように「普通に話せるって素敵!」とほんわかと幸せな気分に包まれて静かに有頂天な田舎娘。
そのときは通じた気がしたのだ、たしかに何かが。

 その後不思議と、こんな時にこんな場所で?というようなところでたびたび遭遇するようになる。一時期はほとんどのライブ会場でも顔を合わせた。これってひょっとして「運命」??(キャー!)
 しかし、やっぱり元の木阿弥。明らかに至近距離にいるのにニッコリ普通に挨拶もできず、それどころか目が合っているのに会釈もしない。どう考えても感じ悪い女、そしてまた自己嫌悪。結局後にも先にも言葉を交わしたのはあの日だけ。なんたって知っているのは名前と学校だけで、どこに住んでいるかも知らないのだ。会えるとしたら次の偶然を祈るしかない。

 その頃の私は、何となく自分にはこの世界への参加権がなくて、いつも世界を窓の外側から覗き込んでいるかのような感じがしていた(マッチ売り少女みたいな)。
 ある夜、彼を乗せてホームを去っていく山手線を見送りながら(やっぱり今日もだめだった)、「この次に出会ったら、どこでどういう状況であろうと自分から話かけてみよう。たとえ嫌われていたとしても。」と心に誓った。思い切って世界の中に参加してみよう、と。

 しかしそう決めた途端に、ぱったりと偶然は起こらなくなってしまった。その後、二度と彼と出会うことはなかった。ぐずぐずしている間に、すでに運命の賞味期限は切れてしまっていたのだ。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

アルバムの最初の音が聞こえた瞬間、こんな忘れていたようなことや空気や匂いまでもが瞬時に鮮明に思い出されるなんて、まったく音楽ってすごい。
(そして私の人生、常に賞味期限を逃してしまっているような気がする今日この頃です。)

1967年 Electra Recordsより発表。「ハートに火をつけて」ほかヒット曲入りデビューアルバム。
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by chiori66 | 2004-05-10 02:10 | 今日の1枚
2004年 04月 29日

「女の一生」 CD "Strange Weather" by Marianne Faithful

a0011442_212520.jpg最近読んだ本の中にちらっと出てきた人物が彼女を連想させたので、久々にマリアンヌ・フェイスフルのCDを引っぱり出して、長距離移動中の車の中で聴いた。聴き始めたら、エンドレスで止められないくらい感動した。ので、ちょっと紹介。

マリアンヌ・フェイスフルは60年代に清純派アイドルとしてイギリスで一世を風靡したのち、ミック・ジャガーとのスキャンダル、ドラッグ中毒etc…を経て、一度は場末のクラブ歌手にまで転落。かつての美少女お嬢様ファルセットヴォイスは、老婆のようなしわがれ声に変わってしまった。彼女の波乱の人生の詳細は色々と書かれているので他に譲りますが、「堕ちたアイドル」として記憶の彼方に押しやられていた彼女が、再び音楽シーンにカムバックしたのが70年代の終わり。

キーワードのようにくり返し耳に残ることばがStrange/Stranger。
どんよりと垂れ込める雲のように全編を支配する、憂鬱、倦怠、退廃、悔恨、感傷etcのムード、その切れ目から時々差し込む朝の光のように清冽な音のきらめき。このアルバムの構成そのものが strange weatherのよう。(でも音楽に楽しさを求める人にはちょっと辛い音楽かもしれませんね。好き嫌いは多分まっぷたつに。)

トム・ウェイツ作の表題曲を始め古今の様々な楽曲をカバーしているが、その中に何気なく出てくる単語のひとつひとつが、彼女の人生そのものの波乱と過去を連想させ、聴く側のイマジネーションをかき立てる。(悲しみが深いほど傷口が痛いほど、影は更に暗く光は更に輝きを増す。歌手っていうのは公衆の面前で公開火刑に処される魔女みたいなもんかもしれませんね。エディット・ピアフ、ビリー・ホリディ、ジャニス・ジョプリンしかり。まさにブルーズ!)

ミック&キースがマリアンヌのために作った名曲「As Tears Go By」のセルフカバーは、20年前と同じように美しくて切ない。でも一まわり地獄巡りをして彼女が戻って来た同じ場所から見える風景は、もっと慈愛に満ちてもっと遠くまで見渡せるに違いない。
そこからつながるラスト曲の「A Stranger On Earth」の、どうしようもないアウトサイダー感。しかしサウンドは果てしなく優しく、遠くに救いが見える。
泣きたくなるほど胸をかき乱されます。
おお、マリアンヌ様、私はあなたを抱きしめたい!
1987年Island Recordsより発表。名盤!
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by chiori66 | 2004-04-29 21:19 | 今日の1枚